株式会社商船三井は、タイ発電公社（EGAT）、泰国三菱商事会社ならびに千代田化工建設株式会社と、タイ南部での再生可能エネルギー由来のクリーン水素・アンモニア バリューチェーン構築に関する覚書を締結した。

覚書では、タイにおける脱炭素目標の達成に向け、タイを代表する国営発電公社であるEGATに対し、商船三井、泰国三菱商事、千代田化工建設が協力して脱炭素事業に取り組むことを定めている。共同検討を通して、タイ南部における再生可能エネルギー由来のクリーンな水素・アンモニアの製造、貯蔵、輸送と利用、そしてタイ国内外へ供給するための一連のサプライチェーンを構築することを目指している。

日本政府の掲げるAZEC構想の中では、タイは重要国と位置付けられており、今後さらにカーボンニュートラルに向けた動きが加速していくことが予想される。覚書を通じて同社は、主に資源・エネルギー運搬に関する豊富な経験と知識から水素・アンモニアの安全かつ効率的な輸送手段・方法について検討する。