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2005年11月14日

水俣市役所
帝人ファイバー株式会社
株式会社チクマ
熊本県水俣市役所(市長:江口 隆一)は、このたび、地方自治体として初めて、完全循環型リサイクルシステムを活用した新ユニフォームを採用することとしました。来年の夏から着用するユニフォームは「クールビズ」(*1)スタイルで、リサイクル繊維を使用することと合わせ、地球環境にやさしいユニフォームとなります。
その完全循環型リサイクルを担うのが、帝人ファイバー株式会社(本社:大阪市中央区、社長: 野口 泰稔)の「繊維to繊維」(エコサークルR)(*2)リサイクル技術と、エコサークルRのメンバーであり、廃棄物の広域的処理に関わる特例制度である「広域認定制度」(環境大臣認定)(*3)の認定第一号である株式会社チクマ(本社:大阪市中央区、社長:竹馬 隼一郎)であります。
水俣市役所の職員がユニフォームを着用して使用済みとなった後、完全に法令を遵守した「広域認定制度」を活用し回収を行い、完全循環型リサイクルを実施することとしています。
水俣市役所が採用する「地球環境にやさしいユニフォーム」は地方自治体で第一号の「回収エコマーク認定商品((財)日本環境協会)」(*4)でもあります。
水俣市役所の回収エコマーク付きユニフォームの採用と、帝人ファイバーの新原料リサイクル技術と、チクマの広域認定制度を活用することによって、ポリエステル混合素材の服が生産・使用・廃棄・回収、そしてユニフォームの再生産を半永久的に循環することとなります。詳細は下記のとおりです。
(*1)「クールビズ」
温暖化防止の一環として、環境省が推進するワーキングスタイル。具体的には、夏の冷房温度を28度に設定し、ノーネクタイ、ノー上着など軽装で仕事をすることなどが挙げられる。
(*2)「繊維to繊維」
帝人グループは2000年に、使用済みポリエステル製品から石油由来品と同等以上の高純度ポリエステル原料を回収・再利用する新原料リサイクル技術を確立し、2002年7月より帝人ファイバー徳山事業所(山口県周南市)内で、何度でも繰り返し再生することができるポリエステル繊維の完全循環型リサイクルを操業しました。これが「繊維to繊維」です。その後、設備を松山事業所(愛媛県松山市)に移転し、2004年4月より本格展開しています。年産能力は約10,000トン(制服にして約1000万着相当)。
「エコサークルR」
帝人ファイバーが1999年から展開しているポリエステル製品の回収・リサイクルシステム。賛同企業をメンバー登録し、商品の開発、商品化およびその回収・再利用を共同で進めることを目的としています。回収した製品は、「繊維to繊維」リサイクルによりポリエステル繊維に再生します。現在メンバーは約70社。
(*3)「広域認定制度」
環境大臣が、廃棄物の減量、適正な処理の確保に資する広域的な処理を行うものを認定し、廃棄物処理業に関する地方自治体ごとの許可を不要とする特例制度。1994年に創設された「広域再生利用指定制度」を強化する形で、2003年12月1日に施行されました。
(*4)「エコマーク認定」 :使用後回収・リサイクルされる衣服
エコマーク商品類型NO.103「衣服 Version2.1」の認定基準
d)製品は、使用後に引き取り、リサイクルされること。
使用後に不要品となった製品の引取、リサイクルされる仕組みを整えていること。
記
1.背景
(1)水俣市は環境省が進める地球温暖化防止の国民運動「チーム・マイナス6%」(*5)に参加するなど、環境問題に積極的に取り組んでおり、このたびも環境への配慮の一環として、来年の夏より採用するユニフォームに「クールビズ」スタイルを取り入れることとしました。
(2)水俣市役所と帝人ファイバーは、PETボトルの回収を通じて付き合いがあったことから、新しいユニフォームの企画依頼を受け、チクマとの共同により完全循環型リサイクルが可能な製品を提案して、このたびの採用に至ったものです。
(3)帝人グループは、企業理念として「地球環境との共生」を掲げており、完全循環型リサイクル技術の開発・事業化、「エコサークルR」の展開など、地球環境に配慮した取り組みを積極的に推進しています。
(4)チクマは、2004年4月に環境省より「広域認定制度」の第一号として認定を受け、衣料品分野における唯一の認定企業として、環境関連法規制の遵守が官公庁や企業の重要な責務となる中で、使用済み制服の合法的なリサイクルを推進しています。
(*5)「チーム・マイナス6%」
京都議定書において、日本の目標である温室効果ガス排出量6%削減のため、環境省が推進する国民的プロジェクト。
2.水俣市役所の新しいユニフォームについて
(1)使用した生地は、帝人ファイバーの「ウェルキィRエコ綿混ストレッチトロピカル」です。吸汗・速乾機能のある中空ポリエステル繊維「ウェルキィ」を使用しており、汗をかいても素早く吸収・拡散し、べとつかず爽やかな着心地。緯糸にはストレッチ性のある糸を使用し、動きやすく、機能的です。
(2)夏時、不快感のもとである発汗、通気をコントロール。体感温度を下げ、着用快適性を最大限に考慮いたしました。加えてビジネスウェアーとしての様々な機能性を付加、且つ万人に似合うすっきりとしたデザインとしました。
◆ノーネクタイでも違和感なく、また、ネクタイ装着も可能なデザイン
◆インナー、アウターいずれの着こなしにも対応、且つスリット付きで動きやすく、スマートなサイドポケットを配し、収納性を考慮。
◆メッシュにより肌の接触面積をおさえ、べたつきを防止し、通気可能なバックデザイン。
◆ビジネスワークに便利なペン差し、携帯電話収納ポケット付き。
◆汗をかいても素早く吸収、放散させる吸汗速乾素材の使用。
(3)水俣市役所では、この新しい夏用のユニフォームを、2006年6月より職員が着用します。
以上 
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